食物アレルギーでお困りのお子様が増えています。突然のアレルギー症状の出現におびえておられる方、食事制限によるお子様の発育の心配をされておられる方、毎日の食事をどうしようかと悩まれておられる方、集団生活での給食の問題にお困りの方も多いと思います。いずれは食べれるようにしたい、と思われておられることでしょう。
食物アレルギーを克服する特効薬はなく、結局は”安全に食べれる量を決めて少しずつでも食べさせる”ことしか方法はありません。アレルギー症状が出現してもすぐに対応できる施設で、どれくらいならば安全に食べれるかを決めて、すこしずつ安全に制限を解除してゆくしかありません。
当院は小児食物アレルギーの診療で最もカギになる、”食物経口負荷試験”の認定施設です。つまり、保険診療で、原因として怪しい食物を食べて白黒をつけたり、アレルギーの原因食品が、現在どのくらい食べれるのか、病院内で実際に食べて反応を見ることのできる施設です。食物アレルギーでお困りのお子さんをお持ちの方がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。
※ 食物経口負荷試験は”予約制”です。まずは詳細な問診、皮膚テストや採血検査で、どれくらいの確率でどんな症状が出るかを予測し、どれくらいの量から開始するか決めてから試験の予約を入れております。
※保険診療で行える食物経口負荷試験は、9歳未満の小児に年に2回に限り行える、となっております。それ以外の方は要相談となります。