子宮頸がんワクチン(以後HPVワクチン)の積極的勧奨中止で、自治体や医療機関から接種の接触的な周知がなかった世代、1997~2005年度生まれ(現16歳から24歳)の女性については、公費でキャッチアップ接種をすべき、という意見が強かったのですが、本日12月23日、この世代の女性に対して、2022年4月から3年間、無償で接種する機会を設けることが、の厚労省の分科会で了承され、報道されました。
このこと自体は当然であり、歓迎すべきなのですが、今月の院内新聞「シックキッズニュース」でも論じた通り、本当に始まれば、ワクチンの供給過剰が一気に起きて、在庫不足に陥るのは目に見えています。
当院が採用しているガーダシルは、3回接種が必要で、基本的に1回目と2回目が2か月間、2回目と3回目が4か月間の間隔、つまり打ち終わるまでに最低でもトータル6か月が必要です。
来年の4月からは、現16歳から24歳の方々が、いまからHPVワクチン接種を待ちかねており、一気にワクチンの供給不足に陥る懸念があります。幸い今なら在庫は十分確保されていますので、すでに定期接種の対象のかた、つまり小学6年生から高校1年生の女子の方は、冬休みの期間を利用して接種を開始しておきましょう。