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初夏の一之宮

初夏の一之宮

連休中、いかがお過ごしですか?前半、大分地方はあいにくの天気で、体調を崩されて、ぜんそくや鼻かぜになる子供さんも多いように感じます。それでも季節は確実に移ろい、いつのまにやら桜が終わり、新緑の季節になりました。

豊後国には2つの一之宮があります。大分の神社ですぐに思いつくのは、宇佐神宮。でもあれは豊前国一之宮でした。では豊後国一之宮はなにか?「西寒多神社」(ささむた、とよびます)と「柞原八幡宮」(ゆすはら、とよびます)だそうです。私はこちらの出ではないので知りませんでした。西寒多神社は、市の名木指定されている「大藤」と「萬年橋」というアーチ形の石橋が有名だそうです。大藤の樹齢は450年にもなり、幹回りは2.3メーター、花房は最大1.5メーターにもなるのだそうです。5月に入り藤祭りの時は多くの人が押し掛けるということで、4月末の休診日に行ってまいりました。ブンブン熊蜂たちが舞う中、満開の大藤と萬年橋をカメラに収めてきました。

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柞原八幡宮は、大分市の西の小高い丘の中腹にある神社です。ここはなんといっても樹齢3,000年を超える「大楠」が有名です。改元したばかりの5月1日、雨上がりとあいにくの天気ではありましたが、めでたい日なので、大楠目当てに神社詣でしました。樹齢推定3,000年を超える大楠の幹回りはなんと19メーター、根回りは34メーター。樹高は30メーター。平成元年の環境庁巨木調査で堂々の全国第七位。江戸時代、全国測量でここを訪れたの伊能忠敬が、日記に「由原八幡宮境内に大楠あり周十四間」と書き残しているそうです。1間が2メーター弱なので、25メーターほどの根回りがあったのでしょう。測量の神様が言うのだから間違いなし。

この日は令和初日ということもあり、参道の石階段は濡れて滑りやすかったにもかかわらず、お参りの人でにぎわっていました。大楠についてはいわずもがな、雨に濡れたもみじの若葉も見ごたえがありました。雲からこもれる柔らかい陽光に若葉がやさしくほのかに照らされて、とてもきれいでした。

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2つの豊後国一之宮の平成と令和の御朱印いただきました。いい記念になりました。

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