新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

今回の年末年始、インフルエンザが例年より早く流行し、聞くところによりますと、どこの休日診療所や救急病院もパンク寸前でした。12月31日に当番で診療させていただいた大分こども療育センターでも、9時から10時までの短時間に患者さんが集中して、高熱でうなされている状態で最大6時間以上の待ち時間ができてしまったと伺いました。そういうわけで、多くの患者さんの受診をお断りせざるを得ない状況でした。受付スタッフも少ない人数で一生懸命やってのですが、病院自体が急患を大量に見れるようにはできておらず、ほとんどが新患で、患者さんの新患カルテを新たに作成するのに時間が大変かかり・・・やむを得ない事情とはいえ、利用しようとされた患者さんには大変ご迷惑をお掛け致しましたことをお詫びいたします。

というわけで、年末年始、悲惨な目に合われたお子さんやご家族の方、多かったと思います。今年の大分市での流行はB型も多くみれましたので、例年はこれから流行するA型に対しては、免疫はできていないことが多いです。B型インフルエンザに罹ったからもう安心、と思われている方や、1回打ったのでもういいや、と思われている方。次の流行に対して十分な免疫力ができていない可能性が高いです。もう二度とあんな思いをしたくない、と思われる方多いと思います。ワクチンが唯一有効な予防手段です。当院は1月いっぱいまではインフルエンザワクチンを行っておりますので、できるだけワクチン接種を行い、十分な免疫をつけておいて、次の流行の波に備えましょう。