こいのぼりの思い出

 

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日本の田舎の初夏の風物詩、といえば鯉のぼり。近頃街中ではすっかり見ることがなくなりましたが、田舎ではまだまだ健在です。

もう10年以上前です。私は2006年から6年ちょっとの間、天草のへき地で診療していたことがあります。そこでは、初孫に男児が生まれた実家の近くの空き地には、生まれたばかりの坊ちゃんの名前を書いたのぼりが、雄大な鯉のぼりとともにそそり立つのです。

職場の町の寂れ具合の進行は早かった。町に3つあった小学校も複式学級になったり1つに統合されたりして、すでに人口減少がとどまることを知らない状態でした。だからこそ、じーじたちは新しく授かった男児に対する期待も大きいのでしょう。この時期になると、天草の青い空と海・緑の山を背景に堂々とおよぐ鯉のぼりを思い出します。

自分の時はどうだったかな~50年も前のことですが、3歳くらいのころ、じいちゃんとおじちゃんに紙製の立派な鯉のぼりをあげてもらって、雨や風で紙の鯉が消えてしまうまでさらしてた。消えてしまうまで何日もあかず眺めてた記憶があります。昔の鯉のぼりは紙製がメインでした。そういえば息子の時は、室内用の50cmほどのおもちゃの鯉のぼりを窓に飾りました。こどもの健やかな成長を願う気持ちはいつになっても変わらないんですね。

当院にも、天草の鯉のぼりとは比べ物になりませんが、かわいい木製の鯉のぼりを飾ってみました。

こいのぼり