ごあいさつ Greeting
ごあいさつ

院長紹介

院長 神薗 愼太郎(かみぞの しんたろう)

院長 神薗 愼太郎
(かみぞの しんたろう)

こんにちは!2017年6⽉に、ここ⼤分市⼤道町の旧阿南⼩児科医院を引き継ぎ、はや2年が過ぎました。なんとか開院3年⽬を迎えることができるのは、お⼦様の体調が悪くなった時に継続的にご利⽤していただいた地域の皆様⽅のおかげです。⼼より感謝を申し上げます。

この度開院2周年を無事迎えたのを記念して、初⼼を忘れないよう原点に⽴ち返る意味で、ホームページをリニューアルすることにしました。

命の輝きを守るために

「命の輝き」・・・これは私の最初の師である久留⽶⼤学名誉教授、故・⼭下⽂雄先⽣が「Quality of Life (QOL)」を訳された⾔葉です。この⼤分の地に⽣まれてきたお⼦様たちが、⼼⾝ともにつつがなく元気に成⻑できるよう貢献することを⽬標に開設いたしました。

近年、この「命の輝き」を脅かす病気がこの国に蔓延しています。国⺠の2⼈に1⼈があるという国⺠病「アレルギー」。近年の調査により、「⾚ちゃんの時代の⽪膚の荒れ」が、その後のアレルギー疾患の成⽴に強く関与していることがわかりました。⽪膚の弱い⾚ちゃんに丁寧にスキンケアや軟膏療法を施すことによって、アレルギーを予防する可能性が強く⽰唆されつつあります。

私は、⼤分では数少ない⼩児科分野のアレルギー診療の専⾨医として、アレルギーでQOLを落としてしまうお⼦さんを⼀⼈でもなくすようにしてゆきたいと思います。

日々、様々な治療法を学んでいます

また感染症を予防したり、病気を発症しても重症化しないように、⼀般診療はもちろん、予防接種や乳児検診も⼤事にして、お⼦様が⾚ちゃんの時からトータルに診てゆくことをモットーにしています。⻄洋医学ではなかなか対処法、治療法がない場合にも対応できるよう、漢⽅も勉強して積極的に取り⼊れています。

⼀⽅、医療の世界は深く、まだまだ分かっていないこと、病気を診断できない、治せないなどの限界も感じています。そのことを「常に謙虚に」⾃覚し、わからないことはわからないなりにきちんと調べて、⾃分で治せないと判断したら速やかに別の専⾨病院にご紹介いたします。

これからも皆様⽅に選ばれる医院になれるように精進を怠らぬよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

院長紹介

経歴

1966年
宮崎県に生まれる
1991年
宮崎医科大学・医学部医学科卒業
1991年
久留米大学小児科学教室(山下文雄教授)入局
1992年〜1994年
研修病院
  • 聖マリア病院小児内科・新生児科(久留米市)
  • 北九州市立八幡病院小児科
  • 藤本小児病院(現大分こども病院)
  • 久留米大学医療センター小児科
  • 上天草病院(熊本)
  • 旧池島鉱業所病院小児科(長崎)
1995年〜2000年
基礎研究
  • 久留米大学免疫学教室(伊東恭悟教授)
  • 久留米大学分子生命科学研究所(吉村昭彦教授)
2001年〜2006年
海外留学
  • ダナ・ファーバー癌研究所(ボストン、Tom Look lab.)
  • キャンベルファミリー乳がん研究所(トロント、Tak W. Mak lab.)
2006年〜2012年
上天草市立上天草総合病院(熊本)小児科部長
2013年〜2017年
大分こども病院小児科病棟医長・アレルギー外来担当
2017年 6月16日
大分市大道町・旧阿南小児科医院を継承し、かみぞのキッズクリニック開設

感染症やアレルギー疾患に携わってきました

臨床では、久留米大学小児科病棟、聖マリア病院・市立八幡病院・藤本小児病院(現大分こども病院)での研修を通じて、小児の急性プライマリー疾患や救急疾患含め全般的に診療。

また、上天草総合病院・旧上天草喘息センターでは、6年間一人医長として、へき地での小児診療(外来・病棟)、喘息、食物アレルギー、低身長症、夜尿症などの慢性疾患の管理に携わってきました。

基礎医学研究に10年間携わってきて、久留米大学では川崎病や自己免疫疾患の疾患感受性にかかわる遺伝子(TNF-α promoterのSNP)の解析、白血病細胞を制御する分子(JAB/SOCS1)の解析。

5年間の北米留学中は、細胞死に関わる分子の研究(Slug)、NK細胞の発生分化にかかわるマスター遺伝子(NFIL3/E4BP4)の研究を行ってきました。

学位・資格

  • 医学博士
  • エピペン処方医
  • スギ・ダニ舌下錠処方有資格医
  • PALSプロバイダー(小児二次救急処置)
  • ペリネイタルビジット登録医
    (妊産婦に対する育児など保健指導)
  • 大分県立病院・医師会立アルメイダ病院登録医

専門医

  • 日本小児科学会認定小児科専門医指導医
  • 日本アレルギー学会認定アレルギー専門(小児)

所属学会

  • 日本小児科学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 日本マイコプラズマ学会

趣味など

趣味はスポーツ観戦・音楽鑑賞・写真・食事・飲酒・銭湯。温泉と食材、酒大国、大分は私にとって最高の場所です。

北米在住中にレッドソックス・ペイトリオッツ・メープルリーフスの大ファンとなりました。今はリヒテルが残した膨大なピアノ曲を時間があるときに聞いています。大量すぎて気に入ったものは何度も繰り返して聞いてしまうので、まだ2割くらいしか聞けていません。

大学時代は空手道部(松濤館流初段)に所属して、「女人禁制」のなか、心身を鍛錬しました。天草時代は低山登りや九州自然遊歩道をうろうろしていましたが、デブになってしまい、山歩きはもう無理です。近場で写真を撮るのが関の山です。目下の課題は、そのデブの解消です。開業前の体重に戻すことを念願しています。

2008年4月から福岡に嫁さん、息子、娘、犬1匹を残して、単身赴任でがんばっています。開業してからは正月だけしか帰れなくなりました。

実績

当院はアレルギー専門医によるアレルギー診療を行っております。「ダニ・スギ花粉舌下錠処方有資格医」として、また「小児食物アレルギー負荷検査施設基準の届け医院」として、アレルゲン免疫療法や食物経口負荷試験を積極的に行って、他ではなかなか直せないアレルギー疾患の治癒を目指しています。

また、大分のクリニックではまだ普及していない最新の呼気NO検査を開院から導入して、気管支喘息の診断と管理に役立てております。

アレルゲン免疫療法(2019年5月18日現在)

  • ダニ舌下錠(ミテキキュア錠)による舌下免疫療法・・・ 44人
  • スギ花粉(シダトレン液やシダキュア錠)による舌下免疫療法・・・ 43人
  • 治療用ダニ・スギ花粉アレルゲンエキスによる皮下免疫療法(注射法)・・・27人

食物経口負荷試験

237名、延べ568回にわたり負荷試験を行ました。何度も負荷試験を行い、その都度具体的に食事指導を行うことにより、現在までに205名のお子さん がアレルギー食を食べられるようになりました。

※当院では、食物経口負荷試験で症状出現閾値量を確認していないのに、自宅で摂取量を徐々に増量させている、いわゆる経口免疫療法まがいの診療は行っておりません。自宅で症状がでてとんでもないことになる可能性があります。食物アレルギー診療ガイドライン(日本小児アレルギー学会編纂)でも推奨されておりません。ご注意ください。

呼気NO検査(2019年5月18日現在)

当院では、小児科のクリニックではまだ普及していない「呼気NO(一酸化窒素)検査」を行って、気管支ぜんそくの診断、またステロイド吸入治療に伴う気道炎症の評価をしております。現在までに244人の気管支喘息の患者さんで呼気NO検査を定期的にフォロー、ステロイド吸入の漸減・中止、あるいは開始・増量の判断に役立てております。

開院するまでの学会発表・論文リスト

クリニック院長は、2016年に開業するまでに、僻地や地方の中核病院で、主に感染症やアレルギー分野で、症例報告や疫学調査結果を学会や講演会で積極的に発表してまいりました。また、北米での5年間を含め、10年間の基礎研究歴があり、その成果を論文にまとめてきました。

開業したあとは、診療に追われて研究発表の機会をすっかりなくしてしまいましたが、今後も患者さんから教わる謙虚な気持ちをわすれず、勉強してゆきたいと思います。

診療内容:小児科・アレルギー科・予防接種・乳児健診
tel.097-529-8833
診療時間
9:00~12:00
14:00~18:00
休診日:火曜日・日祝日
土曜午後は17:00まで

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