2月末から喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの慢性疾患の電話診療が解禁されましたが、去る4月10日の厚労省保健局医療課の通達で、新型コロナウイルス感染症蔓延を鑑みて、電話や情報通信機器を用いた診療が一部、時限措置として解禁となりました。つまり、これまでは初診診療は、医師と患者の対面診療だけが保険診療で認めれられていましたが、コロナ騒動が収まるまで(時限的)、例外的に初診も電話で保険診療が認められるということです。
ということで、当院での電話診療の要綱をお知らせいたします。
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記
◎ 当院では、オンライン診療ができる環境にない(オンライン診療料の算定できる施設基準をとっていない)ので、電話のみの対応となります。
◎ 対象患者さんですが、当院でこれまで保険診察し、保険診療用のカルテがある方に限ります。つまり当院は新規患者さんは電話診療はできません。健診だけの自費診療やインフルエンザなどのワクチンだけでしか受診されていない方も、保険診療用のカルテが当院にないので、対象外となります。かかったことのある医院に相談してください。
◎ 診療は当然、対面診療が優先です。電話されても対面診察中の場合、診療が切れた時間にコールバックという対応になります。そのことを承知納得していただける方だけに電話診療を例外的に行います。
◎ 電話診療では当然対面診療やバイタル測定、検査などができません。そのため病状把握が正確ではない可能性があります。このことで起きるリスクを承知された上、納得していただいた方だけ電話診療させていただきます。また、病状悪化、急変などがあった際には必ず連絡や受診が必要です。夜間当院に電話がつながらないときは「#8000」に電話をかけて指示を仰ぐようにしてください。
◎ 電話診療とはいえ、当院受付で保険証や子ども医療費助成資格証、ひとり親家庭等医療費受給者証などの月一回の確認と電話診療料金の支払いが必要です。大分市の子ども医療費助成資格証を持たない就学児のかたなど、料金が発生される方は、必ず当院受付で医療費の支払いされてください。
◎ 調剤薬局ですが、当院では、どちらにしろ保険証や子ども医療費助成資格証などを確認しないといけないこと、あるいは、当院で処方している薬剤は特別であることを鑑み、原則、門前薬局に処方箋を下ろします。まえもって作っていただき、取りに来られたらできるだけすぐにピックアップできるようにお願いはいたします。あたりまえですが薬局でも実際に通院されて処方薬ができるのを待たれている方が優先です。薬ができてるか、などの薬局への問い合わせの電話は処方業務に支障をきたすためご遠慮ください。
◎ 処方薬を受け取られた後でも先でもいいですが、必ず当院の受付で保険証などの確認と医療費の支払いのほうをお願いいたします。
◎ 気管支ぜんそくなど慢性疾患管理料を算定している患者さんは、電話診療でも特定疾患管理料147点が算定できるようになりましたので、算定させていただきます。支払い料金が上がります。
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