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アレルギー関係の本を購入しました。

2018.11.01

先日の日本小児アレルギー学会参加の際に、売店で何冊か患者さん向けの本を購入いたしました。食物負荷試験で使用する「隔離室の本棚」にあります。負荷試験の長い待ち時間中にどうぞ。もし興味があって手に取りたい方がいれば、受付やスタッフにお声掛けください。

アレルギー本 アレルギー絵本

食べるということ:超おすすめです。あいち小児保健医療総合センターの有名な伊藤浩明先生と管理栄養士の楳村春江先生が、新聞に投稿した46のアレルギーに関する心温まる小話です。食物アレルギーをもっているお子さんがどう感じているか、それを取り囲む人たちのご苦労など、体験談をもとに書かれてあります。また、重症の卵アレルギーの中学生、小栗一真君は、入院で経口免疫療法の体験をもとに自由研究をしたのですが、それもおまけで書かれています。食物アレルギーの最新の治療である経口免疫療法の実際が書かれてあり、大変参考になります。ちなみに経口免疫療法は研究段階の治療法で、九州では福岡市の福岡病院でしか行っておりません。

むっちゃんのしょくどうしゃ:絵本作家、国本りかさんの息子さん、「むっちゃん」は牛乳アレルギーで、アナフィラキシーも起こすそうです。むっちゃんが、おばあさんのところから家かえるために一人で乗った電車のなかで、いろいろな動物に出会います。どうして自分だけアイスクリームが食べれないのだろうというコンプレックスをもっているむっちゃんは、みんな他の動物とは違ういろいろなものを食べていることを知り、一人ひとり違っててもいいんだ、と思えるようになったというお話です。物心がつく歳の食物アレルギーのおこさんはこんなコンプレックスを感じているんだ、と気づかされる物語です。

いっしょのちがうもの:小学校にくまのアレックが転校してきました。卵、牛乳、小麦のアレルギーがあるアレックは、給食がたべれないので弁当もってきている、とあいさつします。すると友達から、好き嫌いが多いんだね、とか、かわいそう、といわれてしまいます。落ち込んで帰ってきたアレックに、母親は、「今は自分に合うものだけたべればいいんだよ、いつかたべれるようになるんだから」と励まして、友達をポトラックパーティーに誘います。友人たちはポトラックパーティーを通じて、アレックのような食物アレルギーのこどもたちの気持ちに寄り添うことができたという話です。

食べられないよアレルギー:小学生のための食物アレルギーの理解を深めるための紙芝居です。牛乳アレルギーのゆりさんが、友達のはやとからもらった牛乳が付着したケーキを食べてアナフィラキシーを起こしてしまう物語です。アナフィラキシーの実際の症状、エピペンの使用など、実際にアナフィラキシーが起こった時にどうするか対処の仕方も具体的に書かれています。

食物アレルギーでも楽しくお出かけできる本:日本初の食物アレルギーに悩むファミリーのためのお出かけガイドです。2015年出版で改定されていませんので、情報は古いし、九州はあの閉鎖されたスペースワールドなんか乗っていますし、大分の情報がありません(涙)。アレルギーに対応できる医院、病院リストも、大分県は大分大学のみでした。実際に24時間365日大分のこどものために一生懸命対応しているのは、片島の「大分こども病院」の若い先生たちもなんですけどね・・・。このあたりの残念さはありますが、全く情報がないよりましだし、外食チェーン店の情報などあるし、飾っておきます。趣旨はいいので、改定版が定期的に出て情報刷新されることを望みます。